「最近勃起しづらい・・・」
そう感じているのであれば、勃起がどのように起きるのかを知ることが重要です。
この仕組を知っておくことで、エッチをするときに気をつけるべきことがわかってきます。
今回は勃起のメカニズムと勃起時にしてはいけないことをまとめました。
勃起が起きる流れ
男性器が勃起する仕組みは下記のとおりです。
エッチな刺激を受ける
まずはどんな形でもいいのですが、性的な刺激を受ける必要があります。
それが写真でも動画でも、文章でもかまいません。
ちなみに、動物の雄の場合は目の前にメスがいないと性交の欲求は湧いてきません。
しかし人間は目の前に異性がいなかったとしても、性交の欲求を沸き立たせることができるのです。
副交感神経が興奮
上記のように性的な刺激を受けることで、大脳からシグナルが送られます。
そのシグナルによって副交感神経の一部である「骨盤神経末端」からNO(一酸化窒素)が放出されます。
cGMP増加
このNO(一酸化窒素)が男性器の海綿体にだんだんと染み込んでいきます。
すると、特殊な反応が起き、環状グアノシン一リン酸(cGMP)という物質が男性器の中で増殖していきます。
陰茎海綿体平滑筋弛緩
この環状グアノシン一リン酸(cGMP)という物質が男性器の中で増えることにより、海綿体を構成している筋肉が緩んでいきます。
この海綿体の中には陰茎深動脈という動脈が走っています。
その動脈の血液が海綿体の筋肉が緩んだことにより、普段の何倍という量で男性器に送り込まれます。
勃起
以上のプロセスを経て、男性器の勃起は起きているのです。
なお、血液が十分に入り硬くなると動脈から入った血液が出ていく静脈が押しつぶされる形になります。
これによって、長時間の勃起が維持されるというわけなのです。
以上が勃起のメカニズムなのですが、ここからは勃起時にしてはいけないことを挙げていきます。
勃起中に交感神経が過敏になると萎えてしまう
おそらく皆さん経験があると思うのですが、自分もしくは相手と行為をしているとき、部屋の外で音がする・ノックをされた、このような行為で萎えてしまったことはないでしょうか。
これは交感神経が優位になってしまった結果なのです。
先程の説明の中で、副交感神経の一部である「骨盤神経末端」からNOが出ると説明しました。
これは副交感神経が優位になっていないとダメな状態なのです。
よって、緊張やドキドキといったことで交感神経が優位になってしまうと、NOがでなくなってしまい萎えてしまうということなのです。
以上の理由から、エッチをする際にはなるべく考え事をセずに、リラックスできる状態に持っていくようにしましょう。
まとめ
以上、勃起のメカニズムと勃起時にしてはいけないことでした。
なお、勃起をすることで男性器の海綿体に酸素の豊富な血液が普段よりも送り込まれることになります。
これによって、海綿体は多くの酸素を得ることができ、勃起機能を保つことができるのです。
最初に説明したように、人間の場合は目の前に異性がいなくても性的興奮を覚えることができます。
よって、週に数回程度は勃起している状態を作り出し、男性器に十分な酸素を与えてEDを未然に防ぎましょう。
「疲れ果ててダメだ・・・」というときには、精力剤などに入っているアルギニンが疲れを軽減してくれますよ。